国産より、ニュージーランド産より、優れたキウイはアメリカ産!?カリフォルニアの太陽の光を浴びて、自然の恵みが凝縮された、甘くてジューシーな『ハニーキウイ』を徹底解剖!
ビタミンや食物繊維がたっぷりの人気フルーツ。
近年の美容や健康への意識の高まりから、人気が続いているフルーツの代表格であるキウイ。
キウイと言えばニュージーランド産を思い浮かべる方も多いと思いますが、今回ご紹介するキウイは、アメリカ・カリフォルニア産。
しかしながら!味はハチミツのような独特の風味を持つ、果実に甘さを求める日本人好みの『ハニーキウイ』。
いったいこのキウイはどのように生まれたのでしょうか!?
ワタクシ食宣伝編集部員も興味津々!
では、さっそく見てまいりましょう!
「日本ではまだ知られていない、とびきりおいしいキウイを届けたい」という想い
今回お話を伺ったのは、神戸に本社を置く、エム・ヴイ・エム商事株式会社の山口さんです。
「ご家庭の食卓にもっと安全で健康的なおいしい野菜を届けたい」
旺盛な“開発スピリッツ”と“高度な専門性”という強みを活かし、“農産物業界のEXCELLENT COMPANY”を目指す企業です。
アメリカ産ゴールドキウイ『ハニーキウイ』、誕生のきっかけをお聞かせください
「新しいフルーツの魅力を日本にお届けすること。
それがエム・ヴイ・エム社のチャレンジ精神です。
世界中の農家とのネットワークを活かして、日本ではまだ知られていない、とびきりおいしいキウイをお届けしたい、その想いからハニーキウイの開発が始まりました。
アメリカ・カリフォルニアの熱心な契約農家と共に、剪定や受粉、摘果などすべての工程で毎年新しい試みを行い、より甘くてジューシーなゴールド系キウイづくりに成功しました。
また、従来はゴールドキウイのオフシーズンであった10月から2月にかけて、アメリカ・カリフォルニア産のゴールドキウイを輸入し、年間を通じて気軽にキウイを食べていただけるように供給体制を整えるなど、栽培の現場から日本の食卓にあがるまでの全ての工程で改善を続けており、その成果を日本の食卓にお届けしています」
産地での栽培環境や農薬の使用状況はいかがですか?
「農薬は適正に管理し使用しています。非常に乾燥した環境なので、病気などの発生は少ない傾向にあります」
データが証明!糖度、うまみ、味の濃さでナンバー1キウイ!
『ハニーキウイ』の味の特長を教えてください
「甘味と酸味のバランスが良く、コクのある甘さが特長です。 『味香り戦略研究所』で食味の分析をしてもらったところ、ニュージーランド産グリーンキウイや国産ゴールドキウイよりも、糖度・うまみ・味の濃さで優っているという分析結果がでました」
*「味香り戦略研究所」は、世界初の“味が測れる機械“で「味覚センサー」によって味を「見える化」、そして多種多様な要素の組み合わせから生まれる“おいしさ”。
この“おいしさのパズル”を解き明かし完成させる会社です。
・「味香り戦略研究所」
「一般的にグリーンキウイの糖度は15度、ゴールドキウイは17度で甘いと言われますが、当社『ハニーキウイ』の糖度は平均して18度程度です。
また、キウイは食べ頃が難しいというお声もありますが、『ハニーキウイ』は店頭に並ぶ頃に食べごろになるよう、追熟させて販売しています」
『ハニーキウイ』のビタミンC含有量は、グリーンキウイの2.5倍!
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素。
そのビタミンCが『ハニーキウイ』にはたっぷり含まれているとのウワサが・・・
詳しくお聞きいたしました。
「キウイはビタミンCが豊富に含まれる果実として知られていますが、その中でも『ハニーキウイ』のビタミンC含有量は特に高く、グリーンキウイの2.5倍程度にもなります。
『ハニーキウイ』100gで170㎎程度のビタミンCが含まれており、1日1~1.5個で1日のビタミンC推奨摂取量を採ることができます」
日本食品標準成分表(2015版「七訂」)によると、100gあたりのビタミンC含有量は<キウイフルーツ緑肉種69㎎>、<キウイフルーツ黄肉種140㎎>。
比べてみると『ハニーキウイ』のビタミンC含有量の高さが分かりますよね。
『ハニーキウイ』は、ビタミンCがおいしく摂れる栄養機能食品のキウイなのです!
果実に甘さを求める日本人好みの『ハニーキウイ』
さて、お次は肝心な『味』についてお聞きいたしました。
遠いアメリカの地で、いかにして『日本人好みの味のキウイ』は誕生したのでしょうか?!
『日本人好みの味』とは、具体的にはいったいどのような味なのでしょうか?
「日本人の味の好みなど、評価を産地へフィードバックし、たくさんの候補の中から、数年がかりで品種をしぼり込みました。
日本人は、とりわけ果実に甘さを求めると言われていますので、『ハニーキウイ』のコクのある甘さは日本人好みと思われます」
『ハチミツのような風味』は、どのようにしてできたのですか?
「品種特性と考えています。
1月・2月頃に酸味が程よく抜けて、ハチミツの風味が強く感じられます」
あともうひとつの特長として、『ハニーキウイ』はキウイ特有のイガイガした感じが少ない品種なので、キウイが苦手な方にも試していただきたい商品です、と山口さんは仰います。
『ハニーキウイ』をさらにおいしく食べる、とっておきメニューとは!?
食宣伝会員のみなさんから、『ハニーキウイ』へのギモン・質問のお声をお聞きしたところ、「キウイは好きだけど、いつもそのまま食べています。他のおすすめの食べ方が知りたい!」「加熱しておいしく食べられるレシピはありますか?」という質問がありました。
山口さんにお聞きしたところ、
「ビタミンCは加熱することにより壊れるので、生で召し上がることをおすすめします」とのこと。
「ベビーリーフやカッテージチーズと合わせてサラダはいかがでしょうか。
『ハニーキウイ』は、ワインにも良く合うキウイです」
とサラダレシピを教えてくださいました。
なるほど!カンタンにおしゃれな一品ができあがり。
とてもありがたいメニューです!
キウイをもっとよく知ろう!キウイのとっておき豆知識!
それでは最後に、食宣伝会員からいただいたキウイへの質問を山口さんにお聞きいたしました!
・鮮度を保つ保存方法を教えて欲しいです
「バナナなどエチレンガスを発生する果実と一緒に保存しないでください」
キウイを使ってスイーツを作ると水分が多く失敗が多いです
「キウイに含まれる『アクチニジン』というタンパク質分解酵素により、ゼラチンが固まらないことがあります。
寒天は固まりますので、寒天のご使用をおすすめします」
販売店について
ライフコーポレーションなど、全国のスーパーマーケットで販売しております。
※お取り扱いがないスーパーマーケット・店舗もございますので、予めお近くの店舗にお電話などでご確認の上、ご訪問ください。
(品種特性らしいですが)コロコロと愛らしい丸い形をしている『ハニーキウイ』。
売り場で見かけたら、一度手に取ってみてください!
山口さん、興味深いお話をどうもありがとうございました!