なぜ大根?演技が下手な人のことを大根役者と呼ぶ理由とは!
寒さのピークにあわせて旬を迎える大根。
おでんはもちろん、ふろふき大根、ぶり大根、そのまま焼いて大根ステーキなんてのもおいしいですね。
食べ物としてはとてもおいしい大根ですが、世の中には『大根役者』という言葉があります。
この言葉を使いはじめたのは、江戸時代の歌舞伎の観客だといわれており、
歌舞伎を鑑賞する観客は、役者へ声援を送って舞台を盛り上げていました。
しかし応援すると同時に、芝居が下手な役者に野次を飛ばすことも多く、『大根役者』という言葉は、この野次で使われたのがきっかけだったと言われています。
では、なぜ“大根”という言葉が使われたのかをみていきましょう!
なぜお芝居が下手なことを大根というの?
大根役者という言葉の由来は諸説あるようで、その中からいくつかをご紹介します。
1つ目:大根は消化がよく食あたりしない、つまり『あたら(当たら)ない野菜』だから。
ドラマや映画でもよく『当たる』という表現を使いますよね。当たらないということは売れない、ヒットしないという例えなのです。
2つ目:江戸時代の人たちは大根をおろして食べることが多かったそうで、おろして食べる大根が『舞台から降ろされてしまう役者』を連想させてしまうから。
3つ目:大根は白いことから、色の『しろ』と、素人の『しろ』をかけたため。
素人のような演技しかできないということを、彷彿させてしまうわけですね。
いかがでしたでしょうか?
そのほかにも、演技が下手な役者ほどおしろいを塗りたくる、など、“大根”の食べ物としての意味と演劇界での意味とでは、まったく異なってきますね。
食べ物としての大根は、おろして、サラダで、煮て、干して、と調理方法も様々で、使い勝手の良い冬野菜です。
たくさん食卓に取り入れて、寒い冬を元気にお過ごしください!
大根餅
今回は大根のレシピの中でもちょっと変わったものをご紹介♪
寒い季節にピッタリの「大根餅」を、上級食育アドバイザー/アメーバブログ公式トップブロガーのダーリンのつまさんに教えていただきます!
大根餅
*レシピはこちら
レシピで使用した
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