2024/04/26

たけのこのアクとえぐみの原因は成長の早さに関係していた!?

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春の訪れを感じる食材といえば、たけのこ。

独特の歯応えと爽やかな香りが魅力ですよね。

たけのこは「朝掘ったら、その日のうちに食べるのがよい」とされるほど、鮮度が大事とされます。

それは、時間が経つとアクやえぐみが強くなり、たった1日で2~3倍に増えてしまう為、たけのこが手に入ったら、その日のうちに茹でてアクを抜くようにしましょう。

では、このアクとえぐみって、いったい何なのでしょうか?

たけのこのアクとえぐみの原因

たけのこのアクとえぐみは、主に<シュウ酸>と<ホモゲンチジン酸>という物質が原因となっています。

シュウ酸

たけのこは、地上に芽を出してから10日目(一旬)で竹になってしまうことから、「筍」という漢字になったそうです。

このように、あっという間に成長するたけのこに必要な物質が、このシュウ酸なのです。

シュウ酸はたけのこが成長して竹になるとなくなる物質で、成長が必要なたけのこだけに含まれています。

ホモゲンチジン酸

たけのこに含まれるチロシンという物質が酸化して、ホモゲンチジン酸という物質になります。

ホモゲンチジン酸は米ぬかを入れてアルカリ性にしたお湯で茹でることで、取り除くことができます。

茹でたたけのこに付いている白い粉のようなかたまりは、茹でたことで酸化が止まったチロシンです。チロシンはアミノ酸の一種なので食べても問題ありません。

それでは、たけのこのアクとえぐみの原因が分かったところで、次はあく抜き方法について、上級食育アドバイザー/アメーバブログ公式トップブロガー、ダーリンのつまさんに、教えていただきます!

たけのこのアク抜き

(1)たけのこの頭を斜めに落とします。

(2)短い方の皮に、根本は浅く、穂先は深く切り込みを入れます。

(3)鍋にたけのこがかぶる程度の水、米ぬか、(あれば鷹の爪)を入れ、落とし蓋をします。

(4)強火で沸騰させ、沸騰したら弱火で50分~1時間煮たら、そのまま半日程度置きます。

(5)半日程度経ったらたけのこを取り出し、水できれいに洗います。

(6)たけのこの切り込みから爪を入れて開き、皮を剥がしてたけのこを取り出します。

(7)皮とたけのこの接点になっている薄い皮(姫皮)は、包丁を当てて軽く切れる部分まで切り、硬くて切れない部分は捨てます。

*たけのこのアク抜きのブログ記事はこちら

たけのこと味付のりふりかけの中華風和え物

皮を取り除く際の、たけのこの穂先にある白くて柔らかい部分を姫皮(ひめかわ)と呼び、甘くて柔らかなので、和えものや汁ものにぴったりです。

今回は、この姫皮を使った、「たけのこと味付のりふりかけの中華風和え物」を、同じくダーリンのつまさんから教わります!

*ダーリンのつまさんは、上級食育アドバイザー/アメーバブログ公式トップブロガー。ダーリン(旦那)さんのために作るおうちレシピがテーマのブログを毎日更新中です。

たけのこと味付のりふりかけの中華風和え物

1本のたけのこから少ししか取ることができない貴重な姫皮を、ぜひお楽しみください。

*レシピはこちら

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