唐揚げ・炒飯・パスタ・・・。なんだかこのごろ料理が上達した気がする。『欧風だし』の活躍で、いつものメニューがおいしくなるワケ。
『四季彩々(しきさいさい) 欧風だし』とは!?
野菜のうま味で仕込んだ顆粒ブイヨン
一般的に洋風系のだしやスープの素は、鶏や牛などの畜肉のエキスに、野菜類を加えた商品が多く見られます。
ところが今回ご紹介する顆粒状のブイヨン『四季彩々 欧風だし』は、動物性素材を一切使用せず、玉ねぎ、セロリ、人参、ニンニク、4種類の国産野菜の粉末とスパイスの旨味と香りを活かして作り上げています。
こちらの商品は近所のオーガニック系スーパーで発見!
いくつになっても洋食メニューが大好きなワタクシ食宣伝編集部員は、『欧風だし』という名前に魅かれて即購入。
帰宅後、まずはパッケージに記載されていた<『欧風だし』をお湯に溶かすだけでおいしい即席スープ>を試してみてびっくり。
いやな後味がまったくない!
例えばレストランでこのスープをスッと出されたならば、「これは相当手間暇がかけられていますね」とうっかり聞いてしまいそう。
そこでおいしさの秘密を、商品を開発・販売されているスカイ・フードさんに直撃!
まずは前編として、『欧風だし』ができあがるまでの物語をご紹介。
『欧風だし』は、ブイヨンとコンソメのいいとこどり!
今回お話を伺ったのは、大阪市西淀川区の株式会社スカイ・フード、元気事業部次長の羽田野さん、商品部商品開発・品質管理ご担当、そして管理栄養士でもいらっしゃる井上さんです。
ところでみなさん、『欧風だし』の商品パッケージには<ブイヨン>とありますが、そもそもブイヨンとコンソメの違いをご存知でしょうか?
ブイヨンもコンソメもフランス語で、一般的にはブイヨンは味付け前の「だし」。
コンソメは「完成された」という意味があり、ブイヨンをベースに味付けをし、そのまま飲むことができるスープを指します。
「ただ、料理界ではそういった定義はありますけど、日本の加工食品となると、法律上、文言上の定義がないので(※)、コンソメもブイヨンも混同して使われている傾向にあります。
『欧風だし』は、お料理に使うだしの面もあれば、そのままお湯に溶いてスープとしても飲めるので、しいて言えば、両方の要素を兼ね備えている商品とでも言いましょうか(笑)」と井上さんがさっそく『欧風だし』の強みをお聞かせくださいました!
※2020年7月時点
『欧風だし』誕生のきっかけ
では、まずはスカイ・フード社の歴史を紐解きます。
1981年に設立された同社は、自然食品・健康食品店へのカルシウムサプリメント販売業から始まります。
しばらくサプリメント一本で忙しくされていましたが、15年ほど経ったとき、そういったお店に来られるお客様へ向けた、食品添加物や保存料を使用しない『和風だし』を開発されたそうです。
『和風だし』を開発するにあたり、とにかくこだわったのが「味」。
いい材料を使って、おいしいものを作る。
苦労の末に完成した商品は、こだわった「味」が評価され、皆さまが購入してくださる商品となりました。
それから約2年後、『和風だし』の売れ行きも好調だったこともあり、<だしシリーズ>として新しい商品を作ることになったそうです。
次の商品を洋風のだしにした経緯をお聞きしたところ、「『和風』の次は、やはり『洋風』でしょう、ととても単純な理由からでして・・・」と羽田野さんは笑います。
そしてこちらは食宣伝会員さんからも質問がありましたが、<欧風>といえば、それに続くことばは<スープ>のイメージがあります。
それなのにこちらの商品は、なぜ<だし>なのですか・・・?と羽田野さんにお聞きしたところ、
「『だしシリーズ』として商品を展開していきたかったので・・・これはもう社長のほうが・・・(笑)」
そうです、『欧風』ですが『だし』。
これは社長のこだわりだったそう!
・お子様でも食べやすいマイルドなピクルス液に(画像左)
欧風だし(1袋)
水(400cc)
酢(大さじ3)
砂糖(大さじ2)
塩(小さじ1)
ローリエ(1枚)
粒黒こしょう(5粒)
・ポトフのスープも簡単!(画像右)
欧風だし(1袋)
水(4カップ)
ローリエ(1枚)
塩・こしょう(適量)
※4人分
原材料に動物性素材を使わなかったワケは狂牛病
『欧風だし』は動物性素材が入っていないという点がいちばんの特徴です。
ただ最初から動物性不使用の商品を作ろうとしたわけではないそう。
ではなぜ・・・?
「『ブイヨン系の顆粒だしを作りたいね』とは決まったのですが、当時ちょうど狂牛病が大流行していまして・・・」
!!!
2000年代初頭に起こった問題です。
そういった原材料を使うと、自然食品・健康食品を販売されているお店やお客様からは敬遠される可能性があり、そこで動物性を使わずに作ってみることにしたそうです。
ただ本来ブイヨンは、チキンやビーフなどのコクで深みを出していくものなので、味の面では本当に苦労されたそうです。
「配合や調味料を何度も何度も変え試作をし、やっとスタッフ全員が納得のいく商品ができあがりました」とおふたりは当時を振り返ります。
そして商品リニューアルを経て、原材料はすべて国産に
初代『欧風だし』では海外産の野菜を使用していたそうですが、原材料をすべて国産に切り替えようと一度リニューアルしています。
そのタイミングで配合も見直しました。
「リニューアル前の商品と比べて、セロリやにんにくの風味はやさしくなりました。
玉ねぎの味は、初代と変わらずけっこう効いています」
味はわりとついているので、お料理に使用する際は、別で加える調味料で加減を見てくださいね。
食宣伝会員さんからも塩分についての質問がありましたが、味がある分、塩分はあります。
ただ特別多いというわけではなく、他社のブイヨンやコンソメ商品とかわりません。
では続いては、社員の皆様ならではのアレンジレシピなど、ここだけのお話が盛りだくさんの実践編
へと続きます!
原材料:食塩(国内製造)、でん粉分解物、酵母エキス粉末、玉ねぎエキス粉末(でん粉分解物、玉ねぎエキス)、醤油(大豆・小麦を含む)、セロリ粉末、キャロット粉末、コショウ、フライドガーリック、馬鈴しょでん粉
内容量:5g×8袋入り(税抜400円)、5g×32袋入り(税抜1,350円)